空のCanvas

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ピアノの森

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ピアノの森

今お気に入りのアニメをご紹介します。(森のピアノ)



・あらすじ

森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った一之瀬海(カイ)。
母子家庭で過酷な環境にも負けず逞しい男の子だ。
カイの通う小学校に転校生の雨宮修平がやってきた。
カイとは対照的で裕福な家庭で父は世界的ピアニストで修平自身も
ピアニストになるのが夢だ。
ある日、森でピアノを弾いているカイを見た修平は衝撃を受ける。
その事を音楽教師の阿字野壮介に話す。
阿字野壮介は、かつて一世風靡した元世界的天才ピアニストだが不慮の
事故でピアニスト人生を絶たれてしまっていた。
森のピアノは阿字野が手放したのだが、またあの音色が聞きたいと
夜の森へ足を運ぶとカイの演奏に魅了され・・

その後、小学生ピアノコンクール出場していく話に発展していき、
今週からはカイも成長して青年になって話が続いてます。



おそらく全12話の1クール放送なのかな?もっと見ていたいアニメです。
主人公のカイも好きですが共感できるのは雨宮修平ですね。
天才と秀才を描いた構図は映画のアマデウスを彷彿とさせます。
森でカイのピアノを聞いた修平くんは衝撃を覚え、コンクールでは
カイの演奏に自ら負けたと自認しています。嫉妬もしています。
実際のコンクールの規定はよく知りませんが楽譜通りに演奏するのが
採点の基準らしくて、修平くんは楽譜通りに完璧に演奏したのに対し、
カイくんは演奏を楽しんで誰の物真似でもないショパンのアレンジ曲を
即興で弾いて会場を賑わせた。

カイのピアノへの姿勢はコンクール前と後では違います。
幼少からピアノを独学で弾いていた天性はともかく、ショパンが上手く
弾けないので阿字野に教えを乞い、どんどん上手くなっていくことで
音楽への興味が強くなっていく。コンクールでは会場で弾くことに快感を
覚えた。あるきっかけで森のピアノを失うがそれを契機に夢と人生を
かけてピアニストになることを誓う。

一方で修平くんのピアノに対する姿勢は?
真面目過ぎるのかな?いえ、原作者がカイと対比させるために意図したこと
なんでしょうけどアートって模倣から始まり遊び心は必須です。
カイと出会う前は優秀な子供のピアニストで自身の演奏を知っていたはす。
それがカイの演奏を聴き、その天性に乗り越えるべき壁ができてしまい
ガチガチになってしまう、笑。でも自信を無くした訳ではなくカイとの勝負
に拘って留学して青年の部へ移行します。
今週から青年の部に入ったピアノの森では修平くんは自身のピアノに行き
詰まり(原因はやっぱりカイくん)日本に一時帰国してカイくんと再開して
ピアノに前向きに挑むことを誓います。
ライバルがいて嫉妬してカイという目標があり自身も向上していく努めあり、
ある意味、主人公のカイくん以上に存在感のある修平くんですね。

でもこういう努力家ってある時あるきっかけで爆発的に開花しそうな気が
するんです。ジレンマやスランプに大いに悩み今後、森のピアノで最高の
演奏を披露してくれるのを楽しみにしています。

森のピアノは映画版も作られていて既にレンタルDVDでも観られます。
こちらも先日観たんですが面白かったです。

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ツツジが綺麗に咲いてました。